説明
$emit()はVue.jsのインスタンスメソッドの1つであり、子コンポーネントから親コンポーネントにカスタムイベントを送信するために使用されます。
このメソッドは、子コンポーネントのカスタムイベントをトリガーし、それを親コンポーネントでリッスンすることができます。$emit()メソッドを使用すると、コンポーネント間で非同期通信を行うことができます。
例
以下は、$emit()メソッドを使用して、子コンポーネントから親コンポーネントにカスタムイベントを送信する例です。
<!-- 子コンポーネント -->
<template>
<button @click="sendMessage">メッセージを送信</button>
</template>
<script>
export default {
methods: {
sendMessage() {
this.$emit('message', 'こんにちは、親コンポーネント!');
},
},
};
</script>
<!-- 親コンポーネント -->
<template>
<div>
<child-component @message="handleMessage"></child-component>
<p>{{ receivedMessage }}</p>
</div>
</template>
<script>
import ChildComponent from './ChildComponent.vue';
export default {
components: {
ChildComponent,
},
data() {
return {
receivedMessage: '',
};
},
methods: {
handleMessage(message) {
this.receivedMessage = message;
},
},
};
</script>
上記のコードでは、子コンポーネントのsendMessage()メソッドで、$emit()メソッドを使用して’message’という名前のカスタムイベントをトリガーし、’こんにちは、親コンポーネント!’というメッセージを親コンポーネントに送信しています。
親コンポーネントでは、子コンポーネントでトリガーされた’message’イベントを@messageディレクティブでリッスンし、handleMessage()メソッドで受信したメッセージをreceivedMessageに設定しています。最終的に、受信したメッセージを表示するために、{{ receivedMessage }}をテンプレートに追加しています。
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